花園直道 誕生の軌跡、そして未来へ
「花園城~豪華絢爛~殿のバースデーの宴」
― 8年ぶりの再会、ファンとともに紡ぐ新たな物語―
― 8年ぶりの再会、ファンとともに紡ぐ新たな物語―
「皆様のご支援をいただき、いまや花園城の城主になりました!」
そんな花園さんらしいユーモアあふれる言葉で始まった宴。
今回の会場となったホテル椿山荘東京は、
花園さんにとって約8年ぶりとなる思い出の場所です。
再び同じ場所で、大切な人たちと誕生日を迎えられた喜びを噛みしめながら、
「またこうして皆様と開催できたのは、お越しいただいたお一人おひとりのおかげです」
と、客席へまっすぐに感謝を届けました。
明治座での20周年記念公演をはじめ、日本舞踊の普及、国内外での公演など、
活動の幅を広げ続けている花園さん。
華やかな世界で歩みを続ける一方、目の前の一人ひとりを大切にする姿は、
昔から変わらないのだろうと感じさせてくれます。
ステージでは、古典舞踊の世界で凛とした美しい姿を披露。
一瞬で空気を変えてしまう表現力に、会場は静かに魅了されていきます。
ところが、観客参加型のコーナーになると雰囲気は一変。
「みんなで踊りましょう!」
と、今度は自ら先生役となって、客席へ振り付けをレクチャーします。
「1、2! 下からあげて、ゆらゆら~」
「開いてあげる、チョチョンがチョン!」
分かりやすい掛け声に合わせて、客席も一緒に身体を動かす。
最初は少し照れながら踊っていた人も、気づけば笑顔に。
舞台と客席の境目がなくなり、会場全体がひとつになっていく――。
“見せる人”であるだけではなく、“一緒に楽しむ人”でもある。
そんな花園直道さんの魅力を感じる時間でした。
この日、特に印象的だったのが、ファンから贈られるプレゼントを受け取る場面です。
一人ひとりの顔を見て、言葉を交わし、感謝を伝える花園さん。
予定された時間を気にしながらも、
「本当はお一人15秒くらいかけて、お礼を言いたいんです」
と話しました。
その言葉は決してサービスではなく、実際に一人ひとりと向き合う姿そのもの。
長く応援してくれている人も、この日初めて訪れた人も、花園さんにとっては“客席の一人”ではなく、
自分を支えてくれる大切な一人なのだと思います。
そして、その気持ちはファンからも返ってきます。
ステージを支える司会者へまでプレゼントが贈られる場面もあり、
「司会の方にまでプレゼントをくださるなんて、直ちゃんのお客様だからこそですね」
という言葉が聞かれるほど。
花園さんを中心に生まれたご縁が、さらに人と人をつないでいく。
そんな優しい光景が広がっていました。
宴の途中には、もちろんバースデーならではのサプライズも。
温かな演奏が響く中、花園さんを長年支えてきたゆかりある方々も登場し、会場全体で誕生日を祝いました。
ケーキが運ばれると、客席からは大きな歓声。
そして、
「直ちゃん!」
の呼びかけとともに『ハッピーバースデー』を大合唱。
クラッカーの音、拍手、笑顔。
花園さん自身も驚きながら、幸せそうな表情を見せます。
ゲストとして登場した南部なおとさんとのトークでは、長い年月をともに歩んできたからこその懐かしい話も。
過去を振り返りながら交わされる言葉の端々から、花園さんが多くの人との出会いに支えられ、
今日まで歩いてきたことが伝わってきました。
祝福に包まれる中、花園さんは自身の新たな挑戦についても語りました。
自身の誕生日に、新会社「株式会社(株)JPNワールド」を設立。
現在では出演するだけではなく、企画、公演制作、構成、演出など、
舞台をつくるところから自ら携わっています。
そして、その経験によって見える景色も大きく変わったといいます。
これまでは用意されたステージに立つことが多かった。
しかし、自ら裏方の仕事まで担うようになったことで、
お客様が来てくださること。
スタッフが動いてくださること。
多くの人が力を貸してくれること。
そのすべてが揃って初めて、一つのステージが生まれるのだと、改めて実感しているそうです。
華やかなステージに立つ人ほど、その裏側にあるたくさんの手を忘れない。
花園さんの言葉から感じたのは、経験を重ねるほど大きくなっていく感謝の心でした。
そして話題は、これからの活動へ。
ロサンゼルスをはじめ、タイやマレーシアなど、すでに海外でも活動を広げている花園さんから、
この日は嬉しい発表がありました。
10月には、約12年ぶりとなるラスベガス公演へ。
さらに12月にはハワイ公演も予定されています。
ラスベガスでは厳しい環境の中での屋外イベントになることにも触れながら、
「今年も全力で頑張ってきます!」
と力強く語りました。
伝統を大切にしながら、新しい場所へ。
日本舞踊という文化を携えて、世界へ。
その挑戦は、花園直道という一人の表現者の夢であると同時に、
日本の美しい文化を未来へつないでいく挑戦でもあるのだと思います。
さらに、この日の大きな発表となったのが、次なる**「花園城」公演**の開催決定です。
4月12日 東京・EXシアター六本木
そして、
4月29日 大阪・新歌舞伎座
大阪では、花園さんにとって念願でもあった新歌舞伎座での初座長公演となります。
発表された瞬間、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
「ぜひ今から予定を空けておいてくださいね!」
と笑顔で呼びかける花園さん。
その先には、名古屋・御園座、九州・博多座、さらに海外へ――。
まだ見ぬ景色を思い描いているようでした。
夢は、口にした瞬間から少しずつ現実へ近づいていく。
そしてその夢を、応援してくれる人たちと一緒に見ようとしていることこそが、
花園さんらしさなのかもしれません。
「毎年こうして祝っていただけて、本当に幸せ者です」
そう語った花園直道さん。
けれど、この日の宴を見ていると、祝福を受け取っていたのは花園さんだけではなかったように思います。
花園さんが客席へ向ける笑顔。
仲間を紹介するときの誇らしそうな表情。
スタッフへの感謝。
そして、一人ひとりのファンと交わす言葉。
それらすべてが、会場にいる人たちへの花園直道さんからの贈りものでもありました。
人は、一人では大きな舞台には立てない。
けれど、そのことを忘れず、支えてくれる人への「ありがとう」を力に変えられる人は、
きっと何度でも次の扉を開いていける。
「名残惜しいですが……また元気に会いましょう!」
最後まで笑顔で客席へ手を振った花園直道さん。
豪華絢爛な「花園城」の中心にあったもの。
それは華やかな衣装でも、きらびやかな舞台でもなく、
人と人との間に積み重ねられてきた、深い愛と感謝だったのかもしれません。
また次の「花園城」で、どんな景色を見せてくれるのでしょう。
ファンと仲間から受け取ったたくさんの愛を胸に――。
花園直道さんの新たな挑戦は、ここからまた始まります。
● 最新曲『キトアイラク』ミュージックビデオ
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